『力の指輪』シーズン2の感想・考察|ひどいと思っていたのに面白かった!映画とのつながりも

ドラマ感想・考察

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Amazon Prime Videoの『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』シーズン2。
シーズン1ではガラドリエルの描き方にどうしても納得できず、正直なところ、続きを観るかどうか迷っていた作品です。

ところが、結局シーズン2も最後まで観てしまいました。観始めた責任、みたいなものを感じてしまって…。
そして、これが意外にも面白かったのです。

もちろん、不満がなくなったわけではありません。ガラドリエルは相変わらず頼りないし、サウロンにももう少し威厳がほしい。

それでも、指輪の製作やカザド=ドゥームの運命など、映画『ロード・オブ・ザ・リング』につながる出来事が次々と描かれ、物語に引き込まれました。
※ここからはシーズン2のネタバレを含みます。

ガラドリエルは相変わらず弱い!シーズン2でも残った違和感

シーズン1で最も不満だったのが、ガラドリエルの人物描写でした。
そして、残念ながらシーズン2でも、その印象はあまり変わりませんでした。

私が求めているのは、戦いに強いガラドリエルではありません。
長い年月を生きてきたエルフとしての知性や威厳、何があっても揺るがない精神的な強さです。

ところが、ドラマのガラドリエルはどうにも危なっかしい。
感情的で、判断にも迷いがあり、見ていて安心できないのです。

映画でケイト・ブランシェットが演じたガラドリエルには、静かで圧倒的な存在感がありました。
もちろん、映画の時代とは違います。それでも、あの人物につながっていくと思えるだけの芯の強さがほしい。

強いはずの人物が、どうしてこんなに頼りなく見えてしまうのか。
シーズン2を観終わっても、そこは変わらない疑問でした。

アンナタールに操られるケレブリンボール!サウロンは巧妙だけど……

シーズン2で中心となるのが、サウロンとケレブリンボールによる指輪の製作です。

サウロンはアンナタールと名乗り、ケレブリンボールの信頼を得て、指輪の製作を進めていきます。
それにしても、ケレブリンボール!
もう少し疑問を持ってもよかったんじゃないの?と思ってしまいました。

ケレブリンボールは、あのフェアノールの孫です。
シルマリルを作り上げた伝説的な工匠の血を引くエルフであり、自身も優れた技術を持つ人物。

それなのに、アンナタールの言葉を信じ、次第に追い詰められていく姿には、何とも言えないもどかしさがありました。

ただ、冷静に考えると、サウロンの操り方は実に巧妙です。
ケレブリンボールの職人としての誇りや、偉大なものを作りたいという欲求を利用し、少しずつ判断力を奪っていく。

力ずくで支配するのではなく、相手の心の隙に入り込んでいくところが恐ろしい。
そう考えると、ケレブリンボールが簡単に騙されたとばかりも言えません。

とはいえ、サウロンにはもう少し威厳がほしいところです。
巧妙さは十分に伝わってくるのですが、映画で感じたような、圧倒的な邪悪さや恐ろしさはまだ物足りない。

サウロンの狡猾さは見えた。でも、冥王としての威厳はこれから。
そんな印象でした。

カザド=ドゥームにバルログ出現!映画『旅の仲間』につながる場面

シーズン2で特に印象に残ったのが、カザド=ドゥームの地下からバルログが現れる場面です。
あれには思わず「出た!」となりました。

映画『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』で、ガンダルフがモリアの橋で対峙した、あのバルログです。
映画では、すでに荒廃した地下都市として登場するモリア。

ところが『力の指輪』では、まだドワーフたちが暮らし、栄華を誇っているカザド=ドゥームの姿が描かれています。
その地下に、あんな恐ろしいものが眠っていたとは。

ドワーフたちが地下を掘り進めた結果、眠っていたバルログに遭遇してしまうのです。
映画でその後の運命を知っているだけに、何とも複雑な気持ちになりました。

ちなみに、原作の年表でバルログが目覚め、ドゥリン6世を殺すのは第三紀1980年のこと。
ドラマでは、この出来事を第二紀に前倒しして描いています。

原作との違いはありますが、映画のモリアを知っているからこそ、カザド=ドゥームの場面は興味深いものでした。
映画では滅びた王国として登場した場所が、ドラマではまだ生きている。
こういうつながりを発見できるのが、『力の指輪』の面白さだと思います。

一つの指輪はまだ作られていない!シーズン3への期待

シーズン2では、指輪の製作が大きく進みました。
エルフの三つの指輪に続き、ドワーフの七つの指輪、そして人間の九つの指輪も完成します。
しかし、肝心の「一つの指輪」はまだ作られていません。

映画『旅の仲間』の冒頭で語られる、すべての指輪を支配するための一つの指輪。
原作では、サウロンがモルドールの滅びの山で、自らの力を注ぎ込んで鍛造します。
あの指輪がどのように誕生するのか。
そこはぜひ映像で観てみたいところです。

そして、もう一つ期待したいのが、ガラドリエルとサウロンの変化です。
ガラドリエルには、もう少し知性と威厳を。
サウロンには、冥王らしい圧倒的な存在感を。
二人とも、シーズン3ではもう少し成長した姿を見せてほしいと思っています。

まとめ|シーズン2は面白かった!不満はあるけれど続きが楽しみ

シーズン1を観終わったときには、正直なところ期待外れという印象が強かった『力の指輪』。
ところが、シーズン2は思っていた以上に楽しめました。

特に面白かったのは、映画『ロード・オブ・ザ・リング』につながる出来事が具体的に描かれていたことです。
指輪の製作、サウロンの暗躍、カザド=ドゥームのバルログ。

すでに映画でその後の運命を知っているからこそ、ひとつひとつの出来事に興味を引かれました。
もちろん、ガラドリエルの頼りなさやサウロンの威厳不足など、人物描写にはまだ不満があります。

それでも、シーズン2は面白かった。
そして、シーズン3も観たいと思っています。
シーズン1ではあれだけ不満を言っていたのに、結局続きを楽しみにしている…。

何より、まだ誕生していない一つの指輪。
その製作がどのように描かれるのか、今から楽しみです。

▶▶『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』シーズン2をPrime Videoで観る

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